ともに生きる [TOMONI-IKIRU]

「釣れた」「大きいぞ」 初秋の海を楽しむ(26/09/28)

2026.09.28

  • みんなで海釣り-障害のある人の体験講座
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みんなで海釣り―障害のある人の体験講座

 障害のある人たちの余暇として、海に親しみ釣りを楽しんでもらう「みんなで海釣り―障害のある人の体験講座」(京都新聞社会福祉事業団主催)が9月12、13の両日(1泊2日)、宮津市の京都府立海洋高校・桟橋などを会場に開かれた。好天に恵まれた桟橋では、大小の魚が次々に上がり、参加者たちは初秋の海の2日間を心ゆくまで楽しんだ。

 1998年から始まった恒例行事で、今年から京都新聞社会福祉事業団の単独事業となった。京滋から障害のある人25人と、付き添いの家族ら21人が参加。ボランティアスタッフの府立海洋高校生徒48人や釣り愛好家団体の会員なども加わり、2日間ではのべ230人余りが集まった。

 初日の12日は、宮津市の府立青少年海洋センター「マリーンピア」で開講式があり、社会福祉事業団の高岡俊裕事務局長らによる開会あいさつの後、海洋高校2年の山田悠世さんら生徒17人が「海の生き物の不思議」と題して講演。マアジとクロダイ、クラゲの3種について、生態やその魅力をクイズ形式で紹介した。

開始とともに一斉に竿を入れる参加者たち(宮津市の京都府立海洋高校・桟橋)

 翌13日は「雨の予報」が一転、絶好の釣り日和になった。午前8時半、桟橋に並んだ参加者たちが一斉に竿を入れると、とたんに引きがあり魚とのかけ引きが始まった。

 「釣れた」「大きいぞ」。あちこちで声が響き、トロ箱を閉じる間がない人も。小アジや小ダイに、グレ、ガシラ、カワハギなど獲物は豊富で、参加者たちは釣れるたびにスマホカメラにポーズを取っていた。

 京都市上京区から息子の幸佐さん(18)と共に参加した杉野義幸さん(55)は、「お土産にして家族みんなで食べられるほど釣りたい」と、竿先に神経を集中した。伏見区から来た畑田弘呂志さん(66)は、過去20回以上参加のベテラン。「釣りはもちろん、若い人と交流できるのが一番の楽しみ」と表情を崩した。

 桟橋上では、海洋高生たちが、マンツーマンで参加者を介助。釣り具の準備やごみ収集も担い、女子生徒は冷たい飲み物を配るサービスに汗を流した。京都府磯釣連合会などインストラクター役のメンバーも、餌や針の交換からタモの用意まで細かい補助作業を受け持った。

 約3時間で納竿(のうかん)すると獲物の最大長と総重量をの計量が行われ、表彰式に移った。長寸の部1位は30㌢のキジハタ、重量の部1位は11・2㌔だった。入賞者には、それぞれ釣り具メーカー協賛の楯や賞品が贈られ、会場は拍手と笑顔に包まれた。

「釣れたよ」Ⅴポーズがあちこちで

 今回、とくに府立海洋高校と生徒に対して、社会福祉事業団から長年の協力に感謝するクリスタル楯を贈ることになり、表彰式で上林秋男校長と生徒代表に手渡された。

 後援・協力・協賛団体は次の通り。
【後援】京都府、宮津市、宮津市社協、KBS京都

【特別協力】京都府立海洋高校

【協力】日本釣振興会近畿地区支部・京都府支部、全日本釣り団体協議会、京都府磯釣連合会、MFG、GFG、京都府漁業協同組合

【協賛】アサヒフーズ、がまかつ、東レ・モノフィラメント、ハヤブサ、マルキュー、マルゴ、レーヴ