生きた証を社会のためにと
京都新聞社会福祉事業団は設立以来、公益事業となる社会福祉のみの事業を行っている法人です。2024年度に設立60周年を迎えました。
当事業団の活動は、地域福祉のためにと京都、滋賀の個人・企業・団体の方々からのご寄付によって活動が成り立っています。
言い換えれば、寄付金がなくては社会福祉の活動は成り立ちません。
近年は、遺贈寄付の相談や申し出も毎年数件あり、生きた証を社会のためにと未来を担う若者のために役立ててくださいと、おもいがけない寄付もあります。
遺贈寄付の使途で多いのが、「京都新聞愛の奨学金」のためにとの指定寄付です。2024年度の上期においても個人の方からの遺志により500万円の寄付がありました。寄付金は、同年度の京都新聞愛の奨学金で早速に全額を充当させていただき、学費の援助が必要に生徒・学生の学びに役立てています。
また、2023年度末には、お母さまを介護されていたご子息様から、在宅介護でこれまでお世話になった人たちへの感謝の気持ちを込められた「高齢者事業に役立ててください」と100万円の寄付がありました。思いのこもった寄付金で、同年度の高齢者事業において、事業費に全額を充当しました。
当事業団で実際にあった遺贈寄付の事例を紹介します
困っている学生さんのために/左京の男性、亡き妻の遺志継ぎ寄付(2023/06/05)
「困っている学生さんに」/城陽市の女性の遺族寄付(2021/05/03)
施設利用者送迎や栽培野菜運搬に活躍/寄付基に、19年度は8団体に贈呈(2020/06/29)
記事一覧
2024.04.01
京滋46団体に745万円助成/福祉活動支援や賃金増へ向けての取り組み(2024/04/01)
京都新聞社会福祉事業団は、2023年度の「京都新聞福祉活動支援」と障害のある人の「工賃増へ向けての取り組み助成」両事業の贈呈式をこのほど、京都市中京区の京都新聞社で行った=写真。京都、滋賀両府県の福祉…
2024.03.19
施設巣立つ中高生に祝い金(2024/03/19)
卒業シーズンを迎え、京都新聞社会福祉事業団は、京都府、滋賀県の16児童養護施設を巣立つ中学生2人、高校生52人に総額212万円を贈った。お祝い金は「児童養護施設の子どもたちのために」と寄せられた善意を…
2024.03.11
介助用車いす8台を贈呈/京滋の特養ホームに1台ずつ(2024/03/11)
京都新聞社会福祉事業団は、「高齢者へのプレゼント事業」として京滋の特別養護老人ホームに介助用車いす8台を贈呈した。2008年度から毎年実施し、贈呈数は292台となった。京滋の全施設に介助用車いすを1台…
2024.02.19
配食ボランティアに「おこめ券」を贈呈/京滋の34団体、2861食分(2024/02/19)
京都新聞社会福祉事業団は、1人暮らしのお年寄りや高齢者世帯に食事を届けている京都・滋賀の配食ボランティア34団体に計2861食分の「おこめ券」を贈呈した。毎年、高齢者事業寄付金や歳末ふれあい募金の一部…
2024.01.15
遺贈は額より思い重視/老いは「生(お)ふ」、成熟示す
ともに生きるフォーラム京都新聞社会福祉事業団は昨年末に京都市中京区の京都新聞文化ホールで、命を尊び共に助け合って生きる社会のあり方を考える「ともに生きるフォーラム」を開いた。同紙朝刊「福祉のページ」の…