
★2025年度のシンポジウムは終了しました
活動内容
障害のある人の就労支援のあり方について学ぶことを目的に開催しています。障害のある人や保護者をはじめ、企業や福祉、医療、行政、教育などの各分野の関係者らが、事例にもとづいて障害者雇用の現状と課題を探ります。障害者就労をする「京都市障がい者就労支援ネットワーク会議(通称CoCoネット会議)」の協力を得て開催しています。
これまでに障害者雇用を行っている企業幹部や一般就労して働いている障害当事者に登壇していただき、雇用することで職場の雰囲気も変わり業績が伸びたなどの事例報告、障害のある人を受け入れる際に障害特性を知ることの重要性について精神科医に解説していただいたり、就労に結びつけるための職場実習の受け入れが果たす役割の必要性について企業幹部や障害当事者、支援者から発表していただくなどし、「住み慣れた地域で誰もが安心して暮らせる地域づくり」を目指しています。
また、円滑に職場実習を進め就労へ結ぶ付け、就労後も支援を続ける支援ネットワークの有効性についても考える機会になっています。
2025年度の取り組み
障害のある人を社会から排除することなく住み慣れた地域の中で普通に就労し、暮らせる社会を願い、企業とともに福祉が連携し障害のある人を支援することで就労につなげるネットワークの有効性や就労促進への理解を深めるシンポジウム「障害のある人の就労支援」を2026年2月15日(日)、京都府立総合福祉会館ハートピア京都3階・大会議室(京都市中京区)で開催しました。
1部では、積極的に障害のある人を雇用するクリーンスペース株式会社社長の橋本味永子さんが、「安心して働き続けられるための環境づくり」と題して講演していただきました。従業員12人のうち9人に障害があり、職場では一見とまどうような行動について「その人なりの理由やこだわりがある」と具体例を挙げられ、障害者雇用に至った経緯や安心して働き続けることができる職場の環境作りや個性、障害特性に合った仕事の分担をすることの大切さなどについてお話しいただきました。橋本社長は「お互いに認め合える仲間の存在が、安心して働く力になる」と語られました。また、同社で働く障害当事者4人も発言され、プレス機でペットボトルを圧縮する作業やグループホームでの生活について喜び、やりがい、失敗体験を話されました。
2部では、京都中小企業家同友会理事の芳賀久和さんが、「障害のある人の〝働きたい〟を支えるネットワーク~企業と地域の連携~」と題して、就労を希望する障害当事者と企業の橋渡しとなっている就労支援ネットワークの取り組みついて講演していただきました。企業や福祉、医療、行政など35機関が参画するネットワークの役割として「地域の中で互いの顔が見えるネットワークを通して、誰もが個性を生かせる就労の輪を広げていく」と述べられました。
グループ交流会では、参加者がグループごとに分かれて、それぞれの立場から就労に対する思いなどを話し合いました。
企業、福祉、教育、行政、障害当事者の家族ら約80人が参加されました。

2024年度の取り組み
シンポジウム「障害のある人の就労支援」を2025年2月16日(日)、京都新聞文化ホール(京都市中京区)で開催しました。ビルメンテナンス業「ワタナベ美装」(山科区)の渡邉真規(まさのり)社長らにご講演いただき、丁寧なマッチングと特性に合わせた仕事を考える大切さなどをお話しいただきました。
ワタナベ美装は支援学校や児童養護施設から実習を幅広く受け入れ、精神や身体に障害のある4人や元ひきこもりの人を雇っておられます。渡邉社長は「障害に関わらず、誰でもできること、できないことがある。支援組織と連携して特性に合わせた仕事の仕組みに変えれば、できないことができるようになる」と語られました。短期記憶が苦手という当事者の若手社員は「就職先で悩んでいたが、実習時から親身に接してもらい、安心して入社することができた」と話されました。
自閉症の息子を育てる京都中小企業家同友会の芳賀久和理事は、自ら立ち上げた企業主体の障害者就労支援組織「CoCoネット」について説明され、障害者雇用のメリットについて「企業は仕事の洗い出しをすることで業務が効率的になり、社内の風通しが良くなって離職率が低下するケースが多い」と述べられました。企業や福祉事業所、当事者の家族ら約110人が参加されました。

歴 史
障害のある人の雇用促進について考える機会をつくることを目的に2009年度から開催しています。就労を支えるために企業、福祉、医療、教育、行政などの各分野が連携しネットワークを構築することの大切さを考える場となっています。
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